フォレストコラム 林業へ携わるすべての方へ。林業における日本の現状や先進国の状況等お伝えいたします。 伐倒研修会に参加してきました 2018.02.01 1月14日、伐倒の研修会があるとの通知をいただき、参加してきました。 場所は宮城県川崎町腹帯地区の町有林です。 私は普段、自己所有の針葉樹を中心に伐倒しているのですが、今回は広葉樹の大木での研修という事で、今後の勉強のためそして何よりも安全に林業をするための貴重な経験です。 広葉樹は針葉樹と比べて、伐倒する際非常に注意が必要です。 針葉樹は、枝があまり横に張らず、幹もまっすぐに真上に伸びるのが特徴です。 特に杉やヒノキ・カラマツなどがそうです。 太い幹に細い枝が沢山つき、非常に素直な成長をします。 針葉樹のなかでも松などは少し曲がったりしますが、それでも結構素直な伸び方をします。 ところが、ナラやブナ・クヌギや栗など広葉樹は、幹の途中で大きな枝分かれを繰り返し、太い枝をたくさん抱えた上の方にボリュームをもった形状に育ちます。 木の形状や斜面の状況により、どちらに倒れるか分からないという重量バランスを持っています。 その上、針葉樹よりも材質が硬いため、伐倒の際、突然割れたり跳ねたりしやすいのです。 ですから、より安全を確保するために、チルホールやエンジンロープウインチで補助的に引っ張ったりもするわけです。 でも今回は、伐倒研修なので、そういった補助的な機械器具は使わずに、チェーンソーとクサビだけでの伐倒です。講師は、川崎町森林組合を定年退職された地元在住の大宮さんです。 さすがに手際よく、そして十分に安全を確認しながらの実演でした。受け口の付け方も見事に一発で決めます。さすがです。 大木の倒れるさまは、何度見ても迫力があります。 ビデオに収めましたのでご覧ください。 https://forestsupply.jp/video/felling_2min.mp4 最近の投稿 【重要】2024年5月より価格改定いたします ウインチ購入ご検討の方へ【50%の補助】申請が始まりました HAFO社の油圧ウインチEASY+の導入動画をYoutubeにアップしました ウッドショック? 最新鋭の薪(まき)製造所を開設いたしました【蔵王薪 zaomaki.jp】 アーカイブ 2024年4月 2023年2月 2022年2月 2021年8月 2020年12月 2020年7月 2020年6月 2020年5月 2020年2月 2019年12月 2019年9月 2019年7月 2019年6月 2019年5月 2019年4月 2018年11月 2018年10月 2018年2月 2018年1月 2017年12月 2017年11月 2017年10月 2017年9月 2017年8月 2017年7月 2017年6月 カテゴリー お客様の声 お知らせ コラム アーカイブ <2月 20184月 20242月 20232月 20228月 202112月 20207月 20206月 20205月 20202月 202012月 20199月 20197月 20196月 20195月 20194月 201911月 201810月 20182月 20181月 201812月 201711月 201710月 20179月 20178月 20177月 20176月 2017▼>月火水木金土日1234567 891011121314 15161718192021 22232425262728 2930 12345 6789101112 13141516171819 20212223242526 2728 123456 78910111213 14151617181920 21222324252627 28 1 2345678 9101112131415 16171819202122 23242526272829 3031 123456 78910111213 14151617181920 21222324252627 28293031 12345 6789101112 13141516171819 20212223242526 2728293031 1234567 891011121314 15161718192021 22232425262728 2930 123 45678910 11121314151617 18192021222324 25262728293031 12 3456789 10111213141516 17181920212223 242526272829 1 2345678 9101112131415 16171819202122 23242526272829 3031 1 2345678 9101112131415 16171819202122 23242526272829 30 1234567 891011121314 15161718192021 22232425262728 293031 12 3456789 10111213141516 17181920212223 24252627282930 12345 6789101112 13141516171819 20212223242526 2728293031 1234567 891011121314 15161718192021 22232425262728 2930 1234 567891011 12131415161718 19202122232425 2627282930 1234567 891011121314 15161718192021 22232425262728 293031 1234 567891011 12131415161718 19202122232425 262728 1234567 891011121314 15161718192021 22232425262728 293031 123 45678910 11121314151617 18192021222324 25262728293031 12345 6789101112 13141516171819 20212223242526 27282930 1 2345678 9101112131415 16171819202122 23242526272829 3031 123 45678910 11121314151617 18192021222324 252627282930 123456 78910111213 14151617181920 21222324252627 28293031 12 3456789 10111213141516 17181920212223 24252627282930 31 1234 567891011 12131415161718 19202122232425 2627282930
1月14日、伐倒の研修会があるとの通知をいただき、参加してきました。 場所は宮城県川崎町腹帯地区の町有林です。 私は普段、自己所有の針葉樹を中心に伐倒しているのですが、今回は広葉樹の大木での研修という事で、今後の勉強のためそして何よりも安全に林業をするための貴重な経験です。 広葉樹は針葉樹と比べて、伐倒する際非常に注意が必要です。 針葉樹は、枝があまり横に張らず、幹もまっすぐに真上に伸びるのが特徴です。 特に杉やヒノキ・カラマツなどがそうです。 太い幹に細い枝が沢山つき、非常に素直な成長をします。 針葉樹のなかでも松などは少し曲がったりしますが、それでも結構素直な伸び方をします。 ところが、ナラやブナ・クヌギや栗など広葉樹は、幹の途中で大きな枝分かれを繰り返し、太い枝をたくさん抱えた上の方にボリュームをもった形状に育ちます。 木の形状や斜面の状況により、どちらに倒れるか分からないという重量バランスを持っています。 その上、針葉樹よりも材質が硬いため、伐倒の際、突然割れたり跳ねたりしやすいのです。 ですから、より安全を確保するために、チルホールやエンジンロープウインチで補助的に引っ張ったりもするわけです。 でも今回は、伐倒研修なので、そういった補助的な機械器具は使わずに、チェーンソーとクサビだけでの伐倒です。講師は、川崎町森林組合を定年退職された地元在住の大宮さんです。 さすがに手際よく、そして十分に安全を確認しながらの実演でした。受け口の付け方も見事に一発で決めます。さすがです。 大木の倒れるさまは、何度見ても迫力があります。 ビデオに収めましたのでご覧ください。 https://forestsupply.jp/video/felling_2min.mp4