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フォレストコラム

林業へ携わるすべての方へ。林業における日本の現状や先進国の状況等お伝えいたします。

フランクフルトのISHに行ってきました

3月13日から17日までフランクフルトのメッセ(Messe Frankfurt)でISHが開催され、今後の勉強のため視察に行ってきました。

ISHとは2年に一度、同会場で開催される「水とエネルギーに関する世界的な展示会」です。
同じ様なテーマの展示会としては、世界最大級だと思います。

まずは会場の広さに驚きます。


東京ビッグサイトぐらいの展示館がテーマごとに1号館から12号館まであり、中空の連絡通路でつながっています。連絡通路の殆どに動く歩道が設置されており、移動距離はかなりのものです。


私が興味を持って見て回ったのは、そのうち2つの建物で開催されていた木質エネルギーに関わるものです。
燃料の形態で分けると、薪・木質ペレット・ウッドチップの3種類です。
器具の形態で分けると、ストーブとボイラーになると思います。
それらの組み合わせで、多くの会社が多彩なバリエーションを提案していました。
さすがに、木質エネルギーの利用率が30%をこえるヨーロッパならではの賑わいです。
地元のドイツやオーストリア・イタリアの他に、スペインやスロベニアに加えトルコ・ギリシャ・スロバキア・チェコなど、かなりレベルの高い製品を展示していました。

さすがビールの国、ドイツやオーストリアの会社のブースでは、ビールサーバーが設置されてバックサイドにキッチン設備も完備され、ソーセージやハムなどがビールと一緒に来場者に振る舞われ、パーティー会場のようになっているところもありました。
日本の展示会ではあり得ない光景です。

木質エネルギーとは別ですがアジア館もあり、インドやマレーシア・中国・韓国の会社が出店していました。
日本のTOTOやダイキン・クボタ・三菱電機などは、世界的メーカーとしてアジア館ではなく、一般の展示館で大きなブースを展開しておりました。

今回のトピックスとしては、日本未進出のイタリアのストーブメーカーから熱心な販売代理店のお話を頂いております。

ビジネスチャンスを広げる場として、大変おもしろい視察となりました。